アドベントって何だ?ドイツ人のアドベントとクリスマスの過ごし方

まだクリスマスまでは時間がありますが、ドイツではクリスマスの4週間前からクリスマスへのカウントダウンとして、クリスマスのお祝いシーズンが開始されます。この期間のことをアドベント(Advent)と言います。

ちなみにクリスマスはドイツ語でヴァイナハテン(Weihnachten)と言います。ドイツ人がどのようにこのアドベント期間を過ごすのか、紹介したいと思います!

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アドベンツクランツ (Adventskranz)

photo by Dirk Vorderstraße

アドベンツクランツは木の枝や輪っかでできたリースに、ろうそくが4つデコレーションされたもの。アドベント期間の日曜日ごとにに一つのろうそくに火が灯され、クリスマスがもうすぐやってくるという、クリスマスまでの時間を数える待ち遠しい雰囲気に役立ちます。

クリスマスが近づくごとにろうそくの炎の数が増えて、アドベントの期間が盛り上がりますね。アドベンツクランツの習慣が始まったのは19世紀で、当時はろうそくの数が24個で、毎日新しいろうそくに火を灯していたようです。

アドベンツクランツはスーパーやデパート、雑貨屋に売っていますが、自分で手作りしてデコレーションする人もいます。

家をデコレーション

photo by kaktuskenz

最初のアドベントの日曜日前後から、ドイツ人はをデコレーションをし始めます。特に目立つのは窓のデコレーションです。外から見てとても綺麗です。

クリスマスが近づくにつれてそれぞれの家庭の窓のデコレーションが増えて、住宅街を歩くと星やサンタの飾りやライトアップなど、様々なデコレーションを見ることができます。

寒い冬の夜の冷たい空気の中、たくさんの綺麗にライトアップされた飾りを見ると寒いながらも暖かい気持ちになります。

アドベンツゾンターク  (Adventssonntag)

アドベント期間の日曜日という意味です。アドベントの日曜は、伝統的には家族や友達同士で集まってクリスマスらしいことをするようです。クッキーやシュトレンを焼いてコーヒーと一緒に楽しんだり、クリスマスマーケットを訪れたり。

クリスマスマーケットには子供が楽しめる乗り物やサンタクロースに会えるというようなイベントもあるので、ファミリーにはとてもいいですね。その間、大人はプレゼントを物色したりグリューワインを飲んだりできます。

夜にはアドベンツクランツのろうそくに火を灯し、夕食の後にはクリスマスの歌を歌ったり本をみんなで読んだりなどするそうです。

甘いお菓子を焼く

photo by elchi11

アドベントの期間にはほとんどのドイツの家庭でクッキーが焼かれます(クリスマスに焼かれるようなクッキーを特にプレッツヒェンと言います。)いろんな種類の小さなクッキーが大量に焼かれるのが特徴です。

その他にシュトレンやレープクーヘン(ジンジャーブレッドのようなもの)も各家庭でよく焼かれ、甘いものづくしになります。レープクーヘンでお菓子のお家を手作りするのもポピュラーです。

アドベントカレンダー

12月1日から毎日1つづつ開けられるカレンダーです。よくあるのは紙のボックスタイプで、よくスーパーやお菓子屋さんに売っています。中にはチョコレートなどのお菓子が入ってるので、毎日開けるのが楽しいですね。

アドベントカレンダーを手作りしている家庭も多いです。手作りだともっと暖かい感じだし、中に入れるお菓子も自分で考えられるので、オリジナリティーがあっていいですね。

日曜もショッピング

普段はどこもお店が閉まっている日曜日ですが、12月の第1日曜と第3日曜はクリスマスショッピングのためにVerkaufsoffene Sonntag(フェアかオフスオフェネ・ゾンターク)としてオープンしています。

みんながたくさんのプレゼントを買う時期なので、ショッピングモールなどは大変混雑します。クリスマスの飾りがとても綺麗です。

セント・ニコラス・デー

12月6日はセント・ニコラス・デーです。ドイツではセントニコラスデーの前日夜に、子供達が綺麗に洗った靴を玄関の先に出し、良い子にしていた子供たちの靴にはお菓子などが入れられます。

アパートなどで小さな靴が玄関の前に出ているのを見ると、すごくほっこりします。セントニコラスさんとは、4世紀に実在した人物で、人々にプレゼントを贈る役として、サンタクロースのモデルとなった人です。

クリスマスツリー

photo by philly187

ドイツではクリスマスツリーはクリスマスイブの直前に飾り付けることが多いようです。いろんなクリスマスのオーナメントやお菓子、キャンドルを飾って、ツリーの下にはたくさんのプレゼント。

伝統的には本物のモミの木が使用されますが、近年は使いやすさやエコの観点からも人工のものを好む人々が増えています。クリスマスが過ぎてもクリスマスツリーはまだ出しておいて、1月7日にしまう人が多いようです。

クリスマスイブ (Heiliger Abend)

photo by Chris

クリスマスイブ24日は、ドイツではハイリガーアーベントと言って、一番大切なクリスマスの日です。ドイツでは祝日ではないですが、早い午後(14時)にお店や会社は全部閉まって、人々はハイリガーアーベントのために帰ります。

教会へ行ったり、プレッツヒェンを作って食べたり、クリスマスの歌を歌ったり、クリスマスの映画を見たりして過ごします。ハイリガーアーベントの夕食はそこまで重要視されていないようで、伝統的にはソーセージとポテトサラダなどという、割と質素な食事のようです。プレゼントの交換もこの日に行われます。

クリスマス (12月25日、26日)

12月25日と26日は第1、第2ヴァイナハツターク(Weihnachtstag)として祝日です。家族や親戚で大勢集まり、食べたり飲んだり喋ったり、賑やかなクリスマスを送ります。

クリストキント vs. ヴァイナハツマン

クリストキント”Christkind”(幼いキリスト)は伝統的な、子供達にクリスマスにプレゼントを贈る天使のような存在です。宗教改革の時期に、セント・ニコラスに取って変わる形として生まれました。

西ドイツ、南ドイツ方面ではこのクリストキントが好まれ、子供達の元にはクリストキントからプレゼントが届けられます。

北ドイツ、東ドイツ方面ではサンタクロース(ドイツ語でヴァイナハツマン “Weihnachtsmann”)が浸透しています。プレゼントはどちらもクリスマスツリーの下に置いて、子供たちが気づく前に出て行きます。

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