ベルリンの年越しシルベスターはどこへ行っても花火がカオスで楽しい

年末のベルリン。クリスマスが終わると徐々に街の雰囲気が変わってきて、爆竹の音がところどころで聞こえるようになります。アットホームな和やかなクリスマスが終わると、ベルリンがワイルドな雰囲気になります。年の終わりに向けて、大きな音を鳴らし始めるのです。

大晦日はドイツ語でシルベスター(Silvester)と言います。シルベスターの名前の由来は4世紀のローマ教皇の名前からきています。ドイツ人はシルベスターを盛大な花火で祝います。

普段はちょっと大きめの花火を上げることは禁じられていますが、シルベスターと1月1日にかけてはそのような派手な花火の使用が許されているので、ここぞとばかりに花火を買い込みます。シルベスターの四日前ほどからスーパーやショップで花火が売られ始めるのが目につきます。

photo by bvb_girlie_

もうすでにちょこちょこ小さめの花火が上げられたり、爆竹が鳴らされたりしています。夜中寝てる時に外でやられるとちょっとうるさかったり、朝爆竹の音で目覚めたりするのでちょっと困ったりもするのですが。年末のこの時期だけなので、季節の風物詩だな、という感じで、これもまたいいかなと思います。

さて、12月31日になると、いたるところで小さな花火大会が始まります。私はあまり恐いものは無いのですが(虫、怖い話を除く)シルベスターのベルリンはちょっと恐怖を感じます。多くの人が花火をしだすので、住宅街でも歩くのがちょっと危険になります。子連れファミリーでも軒先で花火をしていてねずみ花火的なものをぽいっと投げたりするので。

私の感じたことですが、ドイツ人は花火をするときに他人のことをそんなに気にしないのかな?という感じです。ちょっとぐらい火花が当たったって平気だろうぐらいに思ってるのかもしれません。まあ、早い時間は気をつけていれば多分大丈夫です。

photo by visitBerlin

ベルリンはニューイヤーズ・イブを祝う都市ベスト10にも選ばれている、年越しに人気の街です。ベルリンで一番大きなニューイヤーズパーティーといえば、ブランデンブルク門の前で開催されるパーティー。たくさんの花火が上げられ、食べ物や飲み物の屋台が並び、ステージではDJやミュージシャンがパーティーを盛り上げます。観光客に人気の場所です。

ブランデンブルク門のパーティーはとってもとっても混みます。とにかく大勢の人と楽しみたい場合は良いのですが、ここじゃなくてもどこでも花火が見られるし、楽しむことができます。カウントダウンをして新年になった瞬間に一斉に街中で豪勢な花火大会が始まります。結構みんな本格的なものを持っているんです。個人の花火なのに、豪勢さにびっくりします。

そしてこれが長く続きます。みんなどうやってこんなに買い込んでたんだ?というぐらいです。年末は花火の商売が儲かるらしいので、みんなたくさん買うんですね。一年に一回なので、この日ぐらいたくさん花火をしようというのが伝統になっているのでしょう。

私は日本では家族でのんびりした正月を過ごすのが好きなタイプだったので、そこまで花火への情熱はありませんが、見てる分にはとってもお祝い気分になって楽しいです。

ただし、酔っ払っている人が多いので、道を歩くのが危険でもあります。酔っ払って花火を放つ方向を間違えてしまう人が出てきます。ねずみ花火にも注意です。毎年、やけどの被害を受ける人が出ているので、ちょっとこわいですね。

このようにたくさんの花火が上げられるわけですから、ゴミも大量に出ます。次の日には街中花火のゴミだらけです。うわー!と思うのですが、その次か次の日にはゴミは無くなって綺麗になっています。この部分はベルリンの清掃体制に関心します。

photo by its_maraina

花火以外では、食べ物ではシルベスターのディナーに好んで選ばれるのは例えばラクレットなど。ラクレットはドイツでは冬に人気の食べ物です。小さな鉄板にラクレット用のチーズを乗せて、チーズが溶けたらじゃがいもやピクルス、パンなどにかけて食べます。温かく美味しいし、みんなでワイワイ作りながら食べられるのでパーティーにいいですね。

もう一つなんだかよく分からないけど有名なものは”Dinner For One“という1963年の英語の短いコメディ。英語圏の人には馴染みがあまりないようですが、ドイツではこれが毎年シルベスターに放送され、観るのが伝統になっているようです。私も去年見ましたが、日本人的にはそこまで面白くないかも…このコメディで出てくるセリフが気に入られているようなので、ドイツ語に翻訳されることはないようです。ちょっと変わった伝統ですね。

今年のシルベスターはどう過ごそうかな?

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